年金受取額について

個人事業主

こんにちは,3児父さんです。父さんの投資日記🐮を見て頂きありがとうございます。

今回は個人事業主と会社員の年金受給額についてお話したいと思います。

日本の年金制度は2階建てと言われていて、1階部分が20歳以上の人全員が加入する国民年金、2階部分が会社員の方などが加入する厚生年金です。会社員の方は1階にも2階にも加入していることになるので、その分年金受給額が増えますが,個人事業主は1階部分の国民年金しか受給されないため,年金受給額にかなりの差が出ます。

少し前に老後2000万円問題が話題になりましたが,ゼネコンから個人事業主に転職した際に自分が老後を考えた時の年金受給額が気になったので自分なりの対策と試算をお話します。

フリーランスへの転職を考えている人の参考になればうれしいです。

元々ゼネコンで7年間働いていたためその分の厚生年金は払っていますが大した額はもらえませんので今後もゼネコンにいた場合の試算と個人事業主に転職した場合の試算を下の表のようにまとめました。下の試算については過去の記事でお話していますがゼネコンにいた場合の年収から試算しております。シミュレーション内容としては両方60歳まで働き65歳からの需給になります。

概算になりますが妻の付加年金を考慮して月額受給額と老後の目標生活費を考えると会社員であれば月額22,183円,年額で266,196円の不足になります。それが個人事業主になると半分以下の受給額になるため月額155,993円の不足,年額ですと1,871,916円の不足とかなり大きくなるのがよくわかります。

次に老後に必要な金額について試算していきます。寿命100年時代とよく言われていますので100歳まで夫婦で生きたと仮定してのシミュレーションを行って必要金額を算出していきます。

ゼネコンの場合は退職金が税引き後でも2,500万はかたいので200万の貯蓄があれば月額30万のゆとりのある老後生活ができることになります。個人事業主になると退職金はありませんので8300万すべてを貯めなければなりません。

個人事業主への転職を考えていた時期にこの試算を行ったため,かなりの不安を抱えました。しかし色々調べていく中で私的年金,いわゆる年金3階部分のiDeCoの上限額やインデックス投資を行う利回りを考えたり,個人事業主ならでは退職金制度である小規模企業共済などを調べたりしていくと思ったよりもち貯めれることは可能なのではないかという結論に行きつきました。

1.iDeCo

iDeCoについては会社員時代も3年ほど行っていましたが個人事業主(自営業)になると厚生年金がない分,上限額がかなり上がり年間81.6万の拠出が可能になります。これをインデックス投資で年間4%で運用していくとすると30年後には5000万になります。これだけでも6割がカバーできることになります。

2.小規模企業共済

小規模企業共済は個人事業主や小規模企業に対しての私的退職金制度になります。年間84万の拠出が可能で,年利1%の利回り計算になります。これを30年続けていくと3000万円になります。先ほどのiDeCoと合わせると節税対策のための2つを満額行うだけで老後資金についてはおおむね安心できるものとなりました。

このように調べていく中で明確な目標金額も出たことで老後の不安が解消され,個人事業主への転職を決めることができました。今後子供たち🐮🐮🐮の教育資金も必要になりますので,新NISA分や子供たちのジュニアNISAから必要分を使用していきながら,貯蓄が進めばFIREを目指し,無理そうであれば60歳まで働き老後資金を確保していこうと思います。

今回はこの辺で終わりたいと思います。牛のようにゆっくりですが,また投稿しますのでもしよかったらご覧ください。

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