こんにちは,3児父さんです。父さんの投資日記🐮を見て頂きありがとうございます。
今回は国民民主党が提言した所得税の壁と言われる103万円の壁についてお話したいと思います。
現在の所得税の壁はいわゆる基礎控除48万円+給与所得控除55万円で所得税がかからない所得が103万円のため103万円の壁と言われています。こ現在の所得税の壁はいわゆる基礎控除48万円+給与所得控除55万円で所得税がかからない所得が103万円のため103万円の壁と言われています。この所得税の課税がかからない控除額【103万円】は1995年に引き上げてから29年間据え置きだったのですがこれはデフレが続いていたため,物価の上昇がなかったため引き上げ案が出てこなかったのかと思います。しかし2023年からインフレに変わり,物価が上昇してきたため今回の引き上げ案を国民民主党が提唱した際にここまで大きな話題になったのかと思います。178万円への引き上げの根拠としては1995年の最低賃金が650円なのに対し2024年には1163円にまで上昇しています。この上昇率は1163円/650円=1.73倍のため所得税の壁も103万円×1.73倍=178万円と計算しているようです。
もしこの所得税の控除を引き上げるのであればフリーランスの自分にとっては基礎控除のみの引き上げなのか,給与所得控除の引き上げも込みなのか,そして割合はどうなるのかも注目していきたいです。もし,この所得税の引き上げが行われた際はどの程度手取りが増えていくのかを国民民主党の資料から確認していきたいと思います。
これに対し,自民党は高所得者優遇と言っている方もいますがそれは間違いかと思います。減税額だけを見ると確かに高所得者の方が額が大きいですが減税割合を比較すると低所得者の方が割合は大きくなっております。年収1000万ですとすでに141.5万円はらっているので22.8万円減税しても100万円以上支払っていますのでこの減税額でも問題ないかと思います。
ここで気になるのが基礎控除等引き上げの等の部分になります。基礎控除の引き上げ額によってはフリーランスにとってはあまりうま味の無い政策になります。昨今の転職や11月から始まるフリーランス新法などにより今の日本の流れからしてフリーランスなど自営業もかなり考慮はされるかと思いますが今後の情報も引き続き追っていきたいと思います。
この所得税の壁の引き上げにより政府の試算では年間7.6兆円の税収減となることを言っています。この補填はどうするのかと財務省からの批判が今後来ることは必須ですが,ここ最近は常に過去最高税収を更新している事実と常に国の借金(債務残高)が膨らんでいるといいますが諸外国との比較を見るとの日本の債務残高上昇率はかなり低いものとなっています。
財務省の資料を見ると日本の上昇率は178か国中最下位となっていますが,上昇率を見ると諸外国よりも最近は少ないものとなっています。この事実を見ると国民の手取りが増え,経済が回ることはとてもいいことなのではないでしょうか。インフレにより物価が上昇する→手取り増加により消費が増える→消費税による安定税収が増えると国にとっても長い目で見ればとてもいいことで短期的な税収減よりも長期的な安定な税収増を国にも見ていってほしいと思います。
次回は103万円の所得税の壁撤廃に合わせ議論になっている106万円・138万円の社会保険料の壁についてお話したいと思います。
今回はこの辺で終わりたいと思います。牛のようにゆっくりですが,また投稿しますのでもしよかったらご覧ください。
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